FC2ブログ

姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

術後一週間が経ち、
週明けには抜糸の予定だ。




手術は土曜日の午後3時半。
正午前にNちゃんがお迎えにきて、
ランチを外食した。

帰宅して、私は手術に備えて、
シャワーを浴び、髪を洗った

テレビを観る彼を横目に、
髪を乾かし、3時ぴったりに家を出た。

病院に到着して、
待合でしばらく待ったあと、
名前が呼ばれ、処置室に入った。

少しの説明のあと、
ベッドに寝て、局所麻酔が施された。
これがかなり痛い、
痛さに耐えつつ、つい、数分前のことを後悔した。

万一のことを考えて妹の連絡先を
彼に伝えておこうか、いや、それも大袈裟か、
…色々なことを考え過ぎて、
結局、自分のバッグや帽子まで、慌てて手にして、
Nちゃんのことを振り返りもせず、
バイバイもせず、処置室に入ったことを。


どうして彼に荷物を預けておかなかったんだろう、
どうして彼の顔を見て手術に臨まなかったのだろう。


そんなことを思ううちに、手術が始まり、
そして終わった。

何をされているのか分からない不安と恐怖でか、
身体の震えが止まらない。
一通りの術後の説明を聞き、処置室を出た。

待合にはポツンとNちゃんの姿。

「怖かった、、、震えが止まらない、、、」
そう言いながら彼の腕に触れようと延ばした
両手の指は小刻みに震えていた。

「大丈夫?」

「うん、、怖かった、、、」

再び名前が呼ばれ、
会計をし、抜糸の予約をして、振り向くと、
彼が私の帽子を手にしているのが見えた。

それを見た時、
あぁ、一人で来なくて良かった。
勇気を振り絞って、Nちゃんに「ついてきて」
と頼んで良かった、と思った。

とにかく身体の震え、特に指の震えが止まらなかった。
こんな状態で一人車を運転して帰るのはあまりにも惨めで、また心細く、悲しい。

「薬を、、」

「◯◯でいい?」

「うん」

処方箋薬局のある近くのドラッグストアに寄って
二人で私の家に帰った。


「ガーゼをね、、明日取ってください、って。
一人で取るのは難しいから、誰かに取ってもらってください、って。お願いしてもいい?
すぐ帰っていいから。」

と怖々聞いたら、

「うん、わかったよ」
と、無表情に答えた。




スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
Pass:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック URL
http://donnahime.blog.fc2.com/tb.php/640-cde158e5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック