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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

今日のこと。
今日はすごく奇跡的な偶然があった。


月曜日、Nちゃんからのメール
「そうそう、土曜日、職場のボウリング大会
をすることになったよ。◯◯で。」

「え?◯◯。△の?」

「そう、△の」

「何時から?」

「4時から」

私はそのボウリング場でイベントの仕事があり、
お昼前から夕方まで居る予定になっていた。
そのことは随分と前から決まっていたので、
Nちゃんも知ってはいたが、彼がそこで、
ボウリング大会をすることになったのは偶然で、
部下がボウリング大会と宴会を決めたという。

「Nちゃんも参加するの?」

「うん…立場上…」

「わー!でも私は4時には終わるから、
入れ替わりだね。でも、私を見つけて!」

「うん!姫ちゃーん、って叫ぶよ」

「そんなこと絶対にしないくせに」

「そんなことないよ」

「でも、とにかく私を見つけて!」

「任しとき!」



そして、今日のお昼前、
「行ってきます」とメールをすると、

「行ってらっしゃい。あとでね」と、
Nちゃんから返信があった。

仕事でバダバタとし、ふとスマホを見ると
「どんな感じですか?」とメールが来ていた。
15分ほど前のメールだった。

「順調だよ。すこし押してるけどね」

そして、私はまた仕事をしていた。
少しして、ふと前方に目をやると、
どこかで見た顔が……
ん??

Nちゃんだった。
あまりの突然にすぐには彼だと気がつかなかった。

「わ!びっくり!」

「行くよ、って言ったじゃん」

「そうだけど…来るとは思わなかった」

「だって、オレはどうせ4時に待ち合わせだから」

「ついで?」

「うん!」


恥ずかしくて、周りの目を気にしながら、
Nちゃんと話した。
誰ももちろん彼のことを知らない。

イベントの参加者の一人だと思われただろう。

こんなに近くにいるのに触れない。
Nちゃんももちろん私に触れない。


「もう終わってるかと思ったけど」

「うん、予定より押してるんだよ」

「まだ大丈夫なの?」

「うん。ねぇ、Nちゃん、ちょっとちょっと…」
私は彼の腰のあたりに少し触れて、
みんなから離れた。


「靴を履き替えたくて」
と口実にしながら。



ボウリング場の入り口付近まで移動して、
ほんの5分ほど、並んでまた話した。
話すことしかできないから。

「あ、もう行かなきゃ…。行くね。
Nちゃんは4時からだよね。
こっそり見てから帰るね。」


私は仕事に戻り、Nちゃんと離れた。
でも、離れたところから、こっそり様子を伺った。


しばらくすると、
階段の上にいた私の下を体育会系の数人が通った。
あ、きっと…

Nちゃんも続いて通り過ぎた。
やっぱり…この集団か…

ドキドキしながら、階段の上に留まっていると、
通り過ぎたはずのNちゃんが、戻って
階上を見上げた。

私の気配に気付いたのだろう。

「もう終わり?」

「うん、あともう少しかな。コッソリ見とくね!」

それでNちゃんは、私から離れたところに行った。
こんなに近くにいるのに、離れている。


片付けを終えて、スタッフと階段を下りながら、
Nちゃんを見たら、目があったので、
そっと手を振った。
それにはNちゃんは何も応えなかった。
ただ、私を見ただけだ。



「お疲れさま。私はみんなと帰るね。
楽しんでね!」

後ろ髪も、何もかもを引かれながら、
私はボウリング場を後にした。





本来の待ち合わせ時間より1時間以上も早く、
私を見つけるためにNちゃんは来た。
私に逢いに。

声を掛けづらかったろうに。
それでも私を見つけに来た。


Nちゃんがボールを投げる姿を、
声は聞こえないが、仲間と談笑する姿を
遠くに見た。


それだけでドキドキして、
それだけで幸せだった。


後ろ髪は引かれたが、
Nちゃんが私の求めに応じて、
ちゃんと「見つけに来てくれた」。
それが嬉しかった。


こんな偶然、
二度とないだろうから。





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