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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

今度の土曜日、私は姪っ子に会いに行く。
高速で3時間、クルマを飛ばして会いに行く。

姪は今、24歳になるのか…
兄の娘で、私は一時期、彼女と一緒に
暮らしてもいた。
極小未熟児、1900グラムほどで生まれた
彼女は、とても可愛くて、愛おしくて、
自分が妊娠した時は、彼女より可愛いと
思えるだろうかとも思ったほどだ。

兄家族は複雑で、兄は姪の母親とは離婚し、
まぁ、一家離散の状態だ。
私は兄とは絶縁している。
兄には二人の娘がいるが、その子らは、
親から捨てられたも同然で育った。

私が会いに行くのは、長女のほうで、
実は結婚の話が持ち上がっている。

詳細を書くのは憚られるので、割愛するが、
兄の別れた奥さんは、育児放棄甚だしく、
二人目の娘を産んでしばらくして、
遺伝性の病気があることが分かった。
将来的に身体に不自由をきたし、
介護が必要な身になるだろう。

しかし、当時、兄や、育児放棄の嫁に代わって
姪たちの面倒をみていた父がくだしたのは、
姪たちに病気を告げないということだった。
「病気が分かったところで、治るわけじゃない。
そんなことを抱えて生きていくのは酷過ぎる。」
と。

私も妹も、反対した。
「え?それって間違ってる!」と。

しかし、当時はそれほど深刻には受け止めて
いなかった。
日常に追われていたし、そもそも姪たちのことは、
その時点では、兄夫婦の保護の元にあったから。

時が流れて、姪たちは、自分の母親の病気を
知らずに育った。
自分たちに遺伝の要素があるということも
知らない。

実際に病院で話を聞いているのは当時の兄夫婦だ。
私も妹も、その深刻さやリスクを知らない。
ただ「遺伝性の病気」としか知識がない。

姪は大学に入ってすぐ交際した10歳ほど歳上の
彼氏と半同棲をはじめ、今は完全に同棲している。
付き合って5年ほどになるのか…

彼の両親が、なかば保護者代わりの私の妹に
「会いたい」と申し出た。
ぼんやりと結婚の話が出て、そして尋ねたという。
「彼女のお母さんって、どういう病気?」と。

それで、妹は言葉を濁したらしいが、彼の母親は
「ひょっとして◯◯?」と、病名を口にした。



それから、私と妹は、きちんと姪に病気のことを話す、遺伝子の検査を受けさせる、という結論を出した。

メールや電話で済ませる話じゃない。
それで、私は姪に会いに行くのだ。
そこで、彼女に話す。

日曜日には彼氏にも時間を作ってもらうよう
頼んでいる。

正直どうなるか、分からない。

遺伝のリスクがどれほどあるかも、
検査を受けないことには分からないだろう。
それ次第では、姪は妊娠出産を諦めざるをえない
可能性もあるかもしれない。
そもそも、彼氏が結婚を躊躇するかもしれない。
彼が受け入れても彼の両親が拒絶するかもしれない。


そんなやりとりをしばらくしていたら、
父、つまり、姪にとっては祖父、私は兄同様、
この父とも絶遠しているが、
その父が妹に言ったという。
「何で、病気のことを話すんだ!結婚がダメに
なるかもしれないじゃないか!黙ってればいい。
知ったら不幸になる。」
と。



色々な考え方があるだろう。
しかし、私は、姪には姪の身体を自分で守り、
管理し、自分の人生を決断する義務と責任があると
思っている。
まだ24歳の彼女には酷な運命かもしれないけれど、
黙っていることが幸せとは思わない。
黙って結婚することが彼女と彼氏の幸せだとは、
決して思わない。


だから、私は姪に会いに行く。
そして、彼氏に尋ねる。
「彼女を守る意志があるか?」と。
「彼女と人生を歩む強い気持ちがあるか?」と。
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