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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

ひろの病気について、改めて説明するのも
大変なので、別ブログに記していた記事を転載します。


(2012年6月4日付の記事)

金曜日、思っていた以上に仕事が早く終わった。
午後1時40分ごろ、ひろに電話する。
「もう仕事終わったんだよ!」
「・・・そうか・・・僕、まだお店だよ。」
「寝てた?!」
「うん」
「ごめん・・・邪魔しちゃって・・・」
「いいよ。迎えに来てくれる?」
「うん!」

ひろを迎えに行き、ホテルCに行った。
車を止め、エントランスに向かうと突然、
ひろが姫の手を取った。
どこで誰が見ているか分からない。特に昼間だと・・・
ひろが姫を手を握ってくるのは、とにかく珍しかった。
エントランスに近づくと、こちらに向かってくる男性に
ひろが目を留めた。「T君だ・・・」

つないだ手をさっと振り解こうとすると、
逆にひろはしっかり手を握りなおした。
握ったまま、そのT氏と立ち話をした。
高校の同級生らしく、今はオペラ歌手をされているという。

ティールームでお茶を飲んだ。
ベンチシートに並び、ひろは姫に密着する。
「僕たちイチャイチャしてるね。」
ひろは嬉しそうだ。

しばらくして、ひろが言った。
「さぁ、行こう・・・車に。」

地下駐車場に止めた車の中で、
姫はひろに向かって腕を広げた。
ひろは姫を抱きとめ、そしてキスをした。
混ざり合うようなキスだった。
「大好きだ・・・いい女だ、君は。中に入れたい?」
「うん。」
「またしようね。お風呂も一緒に入ろうね。
お風呂で後ろからするのも好き?感じる?」
「うん。」
「硬くなってきた・・・」

コットンパンツの上からはっきりと形が
浮き出たものを優しく触った。
「ギュッと握って。」
だから強く握った。

もう一度キスをして、車を出した。
「日向ぼっこしようかな・・・」
そう言いながら、ひろはジッパーを下ろし
硬くなったものを露にした。
「やらしい・・・」
「触って」
本当は口を付けたかったが、指先で先端を優しくなぞった。
「上手だ・・・あぁ・・・気持ちいい・・・」
「気持ちいい?」
「うん。強く握って。」
「どうして?」
「手に感触が残るように。」
言われるままに強く握り、そのまま手を上下させた。
「ダメダメ・・・もうお店に着いちゃう・・・」
「ケチ!」
「バカ!もうお店にスタッフいるんだから。
こんなに硬くなっちゃって。」
「アハハ・・・」
「明日しよう!」
「明日?明日はお葬式でしょ?」
「じゃあな!また電話する。」
「じゃあね。電話して!」

ひろはとても穏やかで、とても優しかった。
姫を見つめる目も、言葉も、
キスの仕方も全部優しかった。

これがひろと会った最後だ。
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