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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

Nちゃんと一日でも早く逢いたかった。
逢って、お互いを確かめ合いたかった。

…って、そんなことNちゃんは思っているだろうか。

だから、私は木曜日の夜、こう切り出した。
「土曜日も逢いたいけど、明日の夜も逢いた~い!」

”無理、ダメ”を覚悟の上だ。
前々日に、「土曜日デートしよう」と言われていたし、
きっと「土曜日に逢えるからいいじゃん」と、
返されるかと思っていた。

すると、
「うん、逢いたいね」と返信があった。

そして、私は
「うん。で、しよう! 生理が始まりそうだから。
始まらなければ。」
と、送った。


私の月経の周期は正確で、この感じだと、
土曜日か日曜日、早まれば金曜日かもと
踏んでいた。

Nちゃんとの交わりは2週に一度で、
土曜日のデートがそうなるだろうけれど、
生理と重なる可能性が高かった。
ならば、生理が始まるギリギリの金曜日の夜
という策もあるんじゃなかろうか。
私はそう考えたのだった。

とにかく、私はNちゃんとしたかった。


「はぁい(*^_^*)」
彼はあっさりとこう返信した。



金曜日の朝、
「おはよ う、姫ちゃん。今夜は何時ごろなら
待ち合わせできますか?」

平日の夜、Nちゃんと交わったのは、
これまでに一度だけ。
もう一年以上も前のことだ。

待ち合わせのコーヒーショップの駐車場で
午後7時半、私が彼の車に乗ると、
何も言わずに車を発進させた。


いつもと違う、街の中のホテル。
仕事帰りに待ち合わせなのか、駐車場には
スーツ姿の男性が見えた。
遅れて妙齢の女性の姿…

ただならぬ関係か…

金曜日の夜、空いている部屋は残り3室。


シックで洗練されたシティホテルのような部屋で、
私は Nちゃんと抱き合った。

仕事モードの私の服を捲り上げて、
ストッキングを履いた脚を撫でる彼。

バスルームは眩しいくらいに明るく、
ほんの数時間前まで仕事をしていたことを
考えると、余計に隠微な気持ちになった。

「今日は意地悪じゃないでしょ?」
ベッドでNちゃんが言った。

「もうっ。絶対意地悪しちゃダメだからね!」

「しないよ。するわけがない。」

「でも、したもん。」

「だから、それは、姫ちゃんが
『誰かとデートする』とか言うからでしょ。」

「だからって、意地悪しなくても。」

「ほんと、カチンときたの。
『コイツ、何でそんなこと言うのかな』って。
だから、そんなつもりはなかったんだけど、
きっと深層心理が働いて攻撃的になったんだよ。」

「それって深層心理じゃないよね。
表層心理だよね?」

「でもさ、元はと言えば、姫ちゃんが
『誰かとデートする』とか言うから。」

「しないし。」

「でも、言ったでしょ。」

「もう言わない。」

「絶対?」

「思っても言わない。思わないし、言わない。」

「あ~!今、言っちゃったね…」



「もう、この話はおしまい!」
Nちゃんがそう言って、私たちは戯れた。

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