FC2ブログ

姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

昨日の日曜日、Nちゃんとデートをした。
昼下がり秋晴れの空のもと、手をつないで古い街並みを歩く。

彼の手はいつも温かく、握った手はじっとりと汗ばむ。
それでもつないだ手は絶対に離さない。
どんな時も、Nちゃんは私の手を離さない。


普段は静かだろう街道は、この日は人でいっぱい。
大勢のあふれかえる人の中、私は彼と一緒にいる。
そのことが嬉しくて、そっとNちゃんの横顔を見た。

ふと、人波が途切れると、顔を近づけてキスをしてくる。

「もうっ、なに?」

「ダメ??いいじゃん、別に。」

彼と一緒にいると本当に楽しい。
昭和匂いのただようくだらない小ネタを挟んでくるNちゃん。
おかしくて、おかしくて笑いがこらえきれず、彼の肩に顔を埋めた。

どれくらい歩いただろうか、、
足が疲れて、思わず「おんぶーー」と彼の手をぐいっと引っ張った。

「オッス」と言いながら、Nちゃんは私の背後に回り込む。

「なに?違うでしょ。私はお姫様なんだよ。
Nちゃんが私の前に回って、腰を落とすんでしょ?」

「え?そうなの?」

そんな他愛もないことが楽しい。
オープンギャラリーになっている街並みを歩いて、
いろいろな発見をしては、二人で笑った。

そして、また私は「おんぶ!」と言った。
Nちゃんはまたしても背後に回り込んで、私の肩に手をかける。

「違うってば!Nちゃんさぁ、体重何キロ?」

「えーと、70くらい。」

「正確には?」

「72?」

「ほらぁ、デブじゃん。そんなデブを私がおんぶしたら、
可哀想でしょ?可哀想すぎでしょ?」

「デブって、、、」
彼が不服そうに自嘲気味に笑った。

Nちゃんの名誉のために言っておくと、彼はデブではない。
まぁ、ガッチリした体型だ。しがみつくには頼りがいがあってちょうど良い。


そんなことを繰り返し、元の場所まで戻ってきた。
「あぁあ、おんぶしてくれなかった。ケチだ。」
私がふくれっ面をすると、

「しょうがないなぁ。」
そう言いながら、彼は腰を落とし後ろ手で手招きした。
彼の車は目の前に見えている。

私は彼の背中にしがみついて腕を回した。
温かな彼の匂いを吸い込みながら、首筋にキスをする。

「はい、到着。」

車に乗って、Nちゃんにお礼を言った。
「たった10歩だけだけど、おんぶしてくれてありがとう。」

「いや、30歩はあったでしょ?」

「全然ないですー。10歩です。」



スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
Pass:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック URL
http://donnahime.blog.fc2.com/tb.php/465-da4ceb50
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック