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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

コーヒーショップの駐車場に車を入れると、すでにNちゃんの青い車があった。
私が車をとめると、彼は車から降りて、私を待ってくれていた。

そうそう、一年前のあの時もこうだった。
私が車を降りるのを、じっと見つめていたっけ。
あの時と同じ顔。
違うのは、私がニコリと笑って、手を振ったこと。
そして、車から降りた私にすぐに手を差し出したこと。

テーブルに向かい合って座り、一年を振り返った。
「あの時はね・・・」

私がどんなことを思っていたか、彼がどんなことを思っていたか。
テーブルの上で手を重ねながら、時にてをのばして頬に触れながら
いろいろな話をした。

目の前のNちゃんがたまらなく愛おしかった。
彼もきっと同じように想っていたと思う。
何度も何度も「愛してるよ、姫ちゃん。」と言ったから。

2時間ほど話して、お店を出た。
一年前と違うのは、お店を出てバイバイせずに、
当たり前のように、二人でNちゃんの車に乗ろうとしたこと。

私がNちゃんの車の助手席のドアに手をかけると、彼は言った。
「姫ちゃん、後ろ。」

Nちゃんは後席のドアを開けた。
そして、二人で後席に納まると、彼は腕を広げて私を胸に抱いた。
しっかりと、強く。力いっぱいに。
「姫ちゃん、大好きだよ。愛してるよ。」

Nちゃんは眠いのか、珍しく私の胸に頭をもたげた。
私は彼の頭を抱きかかえるように受け止めて、頭を撫で首筋に口づけた。
「姫ちゃん、大好きだよ。ずっとずっと一緒にいたいと思ってるよ。
だから、ずっと元気でいて。元気でいないと、何もならないと思うんだ。
お金じゃない。元気じゃないとさ。姫ちゃん・・・オレのために、元気でいて。
ずっとオレのそばにいて。オレも元気でいるから。姫ちゃんのそばにいるから。」

Nちゃんはいつになく、まっすぐに私を見つめて言った。

「うん。いつか一緒にいられる?一緒に眠って、一緒に起きて、
一緒にまた眠るの。」

「うん。そうだよ。だから、そのために元気でいなきゃダメなんだよ。」

「私、Nちゃんとしたいことがいっぱいある。一緒にお買い物に行ったり、
私が作ったご飯を食べたり、一緒にお風呂に入ったり、私が疲れてお風呂に入るのイヤだとか
言ってると、無理やり連れていかれたりとか。」

「よく分かってるね。」

「朝も起きたくないって言ってると、無理やり布団はがされそうだし。」

「そんなことしないよ。いっぱいキスして起こしてあげる。」

「うん。あ、それからね、二人で犬を飼う!!」

「犬?ダメだよ。」

「何で??二人で可愛がりたいの。」

「ダメ。そのうち、姫ちゃんオレのことより犬のほうしか可愛がらなくなるから。」

「ヤキモチ?」

「姫ちゃんはオレだけを見ていて欲しいの。」


それから、ずっとそんな甘い時間を過ごした。
言葉にしなくても、何を考えているのか、何が言いたいのか、
手に取るように分かった。
離れがたく、私が体を離すと、Nちゃんは私を引き寄せて舌を絡めた。

時刻は11時を回った。
「さ、帰ろうか。姫ちゃん。もうこんな時間だ。」

どれだけ、甘い時間を過ごしてもキリがなかった。
際限なく続くから。
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