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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

土曜日も日曜日も逢えなかった埋め合わせを無理やり月曜日にお願いした。
もちろん、私もNちゃんも仕事だ。

月曜日の夕方、18時前、
「仕事終わって今から帰るよ。」と、Nちゃんからのメール。
ただそれだけ。

夜の約束がどうなったのか、不安で仕方がない。
恐る恐る「今夜は逢えますか?何時ごろになりますか?」とメールを返した。

「19時でいいですか?待ち合わせはどこがいい?」
Nちゃんから、こうきたので、ホッとした。

私の駐車場で待ち合わせた。
Nちゃんは一旦帰宅し、私は仕事をして待った。
19時前、車の中で待っていると、ブルンブルンとNちゃんの車の音が。
緩む顔を抑えて、助手席に乗った。
「姫ちゃん、お疲れさま。」
Nちゃんは、そう言ってキスをした。

オフィスの駐車場だというのに・・・

「姫ちゃん、晩御飯は?作らなくていいの?」
「作ったよ。昨日のうちに。大丈夫。」
「姫ちゃんご飯食べた?」
「食べてないけど大丈夫だよ。」
「オレも食べてないから。ご飯食べに行こっか。」

私はてっきりお茶でもするのかと思っていた。
それくらいで十分だと思っていたから。

どこにしようか迷った挙句、郊外のイタリアンレストランに行った。
(よく、ひろと来たっけ…)

月曜日だからだろう、週末は賑わう店が静かで
貸し切り状態だった。
イタリア人シェフに案内され、店の中央のテーブルに向かい合って座った。

Nちゃんの顔をまじまじと見る。
「どうしたの?」と、彼。

「ううん…Nちゃんの顔が好き。」

Nちゃんの顔が好きだ。
精悍で、それでいて穏やかで優しさに満ちた表情のNちゃん。
こうして向き合っていると、Nちゃんを独占しているようで、
とてもとても嬉しかった。

パスタとピザをシェアして、静かに話をしながら、
静かに微笑みあいながら、見つめあいながら、
思いがけず初めてのディナーを楽しんだ。


食事を終え、席を立ってレジへと向かう。
「Nちゃん、ここは私が…」
「いいの?なんで?」
「だって、いつも出してもらってばかりいるから。」

そして、私が会計を済ませた。

店を出て、Nちゃんが言った。
「オレは遠慮をしない主義なんで、ご馳走様。ありがとう。」


Nちゃんとのデートで、私は、初めて支払いをした。
今まで、何度も迷ったことはあったが、どうしてもスマートに出せなかった。


その夜、Nちゃんからメールが届いた。
「姫ちゃん、今日は逢えて嬉しかったよ。
それに、ご馳走様。ご馳走されることなんてないから、
すごく嬉しかったよ。」


初めてのディナー。
初めての(今さらな)支払い。

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