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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

ひろの病気がもたらしたものはいっぱいある。
マイナスな面ももちろんあるけれど、
ひろにとっても姫にとっても
結果としてプラスになっていることも多い。

ひろが自分の人生をきちんと振り返り、
見つめ直すきっかけにもなったし、
俺様スイッチが無くなってしまったことも
病気がもたらしたものであると思う。

今朝、姫は生理が始まったし、天気は悪いし
やけにイライラしていた。
ひろをお迎えにいくと「昼飯食いに行こう」
と言う。
時刻はまだ10時半。ランチには早過ぎる。
「まだどこもやってないよ。」
「じゃあ、Kに」と、ひろ。
近くのホテルの名を挙げた。
「何しに?」
「コーヒー飲みに」
「その後は?」
「分からない。」

行き先が決まらないのに、ひろは車を出すように
姫にジェスチャーした。
「どこに?」
「まぁ、行くか・・・」

ひろはいつもこう。
車を運転するのは姫なのだ。
なのに、行き先はいつも適当にしか言わない。
結局、姫が何もかも決めることになる。

今日は姫も体がだるくて、イライラして
そんな状況の中、車を運転したくなかった。
「どこに行くか分かんないのに運転したくない。」
「僕がKって言ったのに、君は何でって聞くから。」
「理由もなくて行きたくない。」
「じゃあ、戻ろう。」
「せっかく来たのに・・・」
「僕は買い物もしたいし、君はお部屋で寝て
いればいいい」

「姫はひろと一緒に居たくて来たのに・・・」
「来てくれてありがとう。」

言葉が続かないまま、二人で前を向いていた。
不穏な空気だけが流れていた。

「一緒に居たいのに」
「じゃあ、お部屋に行こうか。」

ひろが優しく姫の腕をさすった。
ひろの表情はとても穏やかだった。
「ごめんね。運転させて。」

「ううん、姫もゴメンね」

姫がイライラしていたから。
けれど、以前なら絶対こんなふうにはならない。
「戻ろう」と、ひろが言ったが最後。
ひろは頑なになって、心を閉ざす。

姫が悪いのだけれど、ひろがこんなふうに
軟化するのは、病気がもたらしたものなんだな・・・
と、感じた。
ひろはどう思っているか分かんないけど。
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