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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

今日はデートの日。
私は昨日から生理が始まっているので、ポリネシアンセックスはかなわず、
しかもあいにくの雨模様で、お出掛けする場所も限られる。

13時に待ち合わせというNちゃんからのメール。
その時間からだと、そう遠くへも行けない。
お洒落なカフェにでも行こうかな、、、と調べてみると、結構ある。


11時過ぎからのんびりと支度をし始めた。
正午過ぎ、Nちゃんから電話。
「ハローハロー!雨だからさ、映画でも観ようか。」

「いいよ。」

「観たいのある?」

「いや、全然、チェックしてない。Nちゃんは?」

「イニシエーションラブか、奥さんが死んじゃうやつ。」

「あぁ、佐藤浩市の、ね。」

「そうそう。それは13時からだから、じゃあ、12時40分に待ち合わせ!」

「うん。分かった。」


私は邦画は殆んど観ないのだけれど、確か、佐藤浩市が試写会で
奥さんから手紙をもらって涙した、ってワイドショーで言ってたな、、、と思い出した。
Nちゃんが観たいと言うなら、私は何でも良かった。

私の家の近所にある大型SCのシネコン。
彼の職場では福利厚生で映画が1300円で観られるということで、
そのチケットで二枚買ってくれた。

佐藤浩市、樋口可南子の「愛を積むひと」

観客は年配の夫婦らしき人たちが殆んど。
私たちが一番若い部類だった。(夫婦じゃないが、他にも夫婦のようで夫婦じゃない人もいるだろう。)

館内が暗くなると、Nちゃんは顔を近づけて、そっと唇を寄せた。
彼の手は私の膝の上に置かれ、そこに、私は自分の手を重ねた。
彼の温かい手が心地いい。
今、私はNちゃんと一緒に居るんだ、いつでも触れていられるんだということを
実感したくて、重ねた手に何度も力を入れた。
そのたび、彼の手も反応して私の手を握り返してくれる。
それが嬉しくて、嬉しくて、また彼の手の温かさを確かめた。

「愛を積むひと」。
何の予備知識もなしに、観たけれど、思いのほか良い映画だった。

熟年夫婦の静かな愛が描かれていて、
私は自分の行く末をそこに重ねた。
(私とNちゃんがこんなふうに静かに愛ある日々を送れるだろうか)と。

そんなことを思いながらスクリーンを見ていると、ふと、
Nちゃんの視線に気が付いた。彼が私を見ている。
「なぁに?」とアイコンタクトをすると、Nちゃんは優しい目をして
首を横に振った。

そんなことが何度かあった。

Nちゃんが私の横顔をじっと見つめている。
彼は何を思って、私を見ていたのだろう。
彼の視線は温かく、心に訴えかけるような深さがあった。
私はとにかく、その時、
(あぁ、私はこの人が好きだなぁ)と、思った。



そして、Nちゃんと初めて見る映画が、この映画で良かったな、と思った。
会話もしない何もしない2時間が、最初はもったいないなと思っていたけれど、
何もしないからこそ、静かにNちゃんを感じることができたひと時だった。


映画を観終わって、お茶をして、車の中で少しお話をして、
優しい時間を過ごした。


帰宅後、Nちゃんからメールが届いた。
「今日も楽しい時間をありがとう。愛してるよ。」と。
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