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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

「明日はお昼ご飯を一緒に食べよう」
Nちゃんは私にそう言った。

いつもの場所で落ち合い、彼の車に乗り換えると、
優しく穏やかな視線が私に向けられた。
「姫ちゃん、、、逢いたかったよ。毎日逢いたいって、思ってたよ。」



「海鮮丼と菜めし田楽、どっちがいい?」

「うーん、、、じゃあ、海鮮丼」
私がそう答えると、Nちゃんは車を発進させた。

向かったのは漁港。
新鮮な魚をふんだんに使った丼が食べられるお店だ。
オープンエアで簡易なイスとテーブルが並ぶ。

海鮮丼と太刀魚のフライを注文し、席についた。
潮風が心地いい。
隣同士で座ると、Nちゃんは私を見つめる。
その距離はほんの10センチにも満たない。
「姫ちゃん、、、」
彼は私にキスをした。


食事を終えて車に乗って、もう一度キスをした。
さっきの乾いたキスとは違う湿ったキスは、醤油の香りがした。
「どこに行きたい?」

「考えてないよ。Nちゃんは考えてないの?」

「うん、ここまでしか考えてなかった。」

目的が定まらないまま車を走らせたが、
私は本当はNちゃんに抱かれたかった。
セックスではなく、ただ抱き合いたかった。

Nちゃんはどう思っていたかは分からないけれど、
でも、向かった先はラブホだった。
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