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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

日曜日もおかしなことがあった。
「完成した絵」の時とは違って、
二人で歩いている時のことだから、
寝ぼけていたわけではないだろう。

それとも、ちょっとイライラしていたのか、
疲れていて頭がボーっとしていたのか、
よく分からない。

日曜日のおかしなことには、正直、姫もムッとした。

日曜日はお花見に行った。
ローカル線の駅を降り、桜のトンネルに向かって
テクテク歩いていた時のこと。

「寒いね~」と、ひろ。

「日が傾くと寒いね。大丈夫?」

「熱燗をキュッとやりたいなぁ。」

「ふ~ん・・・飲めば。飲みたければ。」

あからさまに冷たい態度で姫は答えた。
ひろはずっと体調は良くないし、元々お酒は強くない。
にもかかわらず、今まで散々、お酒を飲み、
管を巻き、紳士とはとても言えない素行を繰り返してきた。
美味しいお酒の飲み方を知らないんじゃないかと、
姫は心の底から思っている。
だから、冗談とは取れない「熱燗でキュッと」発言は
腹が立った。

「まぁ、いいんじゃない。飲んでみれば。
それで具合が悪くなっても自己責任だし・・・」
姫がそう続けていると、

ひろは姫の言葉を遮るように、体の向きを変え
オーバーアクションでこう言った。
「君の限界はそこにあるんだよ!!」

「何?」

「君の限界。」

「訳分かんない。」

「そうやって、投げやりになるんじゃなくて、
僕がたとえお酒を飲んでどうにかなっても、
私が介抱してあげるわ・・・って言うんじゃないのか?」

「はぁ?あり得ないし。」

「それが君の限界なんだ!」

「あ~そうですか・・・」

「僕を無限に受け止めてくれるんじゃないのか?!」

「因果応報、自己責任。もう残り少ない人生なんだから
好きなことやって、好きなもの食べて、飲んで、
好きなこと言って、それで病気になって死んでいけばいいの。
それがのぶちゃんの人生ね。」

「投げやりだな~」

「勝手にすればいいのよ。」

「そんなこと言って。君だけは僕を見ててくれるんじゃ
ないのかい?」

「勝手なことしなければね。」


姫がカチンと来ているのが分かったからなのか、
ひろの勢いは急速にトーンダウンして
「君の限界はそこだよ!!」と叫んだのが
嘘のように、ニコニコと笑っていた。


こういうところも、ひろは以前とは変わった。
俺様スイッチはもう入らなくなったし、
随分と穏やかに、素直になった。
少なくとも、姫に対しては。
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コメント

>僕がたとえお酒を飲んでどうにかなっても、
私が介抱してあげるわ・・・って

「どうにかなっても私がお世話してあげるわ
って言えばかわいらしいのに…」って
彼も言うなあ。

どーしてそんなこと言えるかよっ
って心の中でせせら笑いますが^^;
2013/03/28(木) 13:53:03 | URL | jen #- [ 編集 ]

jenさん

コメントありがとう!

・・・そうですか、同じようなこと言うんですか。
同じ世代だからですかね??

そういうことが当たり前だと思っちゃ
大間違いだよね!

そうそう、ローカル線はあのローカル線だよ。
jenさんもご存知の。
2013/03/28(木) 22:18:08 | URL | donna #- [ 編集 ]
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