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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

今の彼、「Nちゃん」としておこう。
Nちゃんと初めてデートした時のことを忘れないうちに、残しておく。

「オレと付き合ってくれませんか?」
そう言われた翌日、デートをした。

朝、家事をしていると
「今日、逢えますか?デートしよっか。」
と、メールが届く。

お昼過ぎに、私の自宅にほど近い大型SCの駐車場で待ち合わせた。
Nちゃんは高速を2区間乗り、わざわざ来てくれたのだ。

車を持たないひろを、いつも私がお迎えにいく役だったので、
男性のお迎えはとても新鮮だったことを覚えている。

Nちゃんから約束の時間よりも10分早い到着のメールが届き、
私は自分の車を降りて、彼の車の助手席に乗った。
自分で運転することなく、男性の隣にいるということが、また新鮮だった。

車を小一時間ほど北に走らせ、大きな鎮守の杜へ。
車を降りると、彼は私に手を差し出した。
手をつなぎ、鳥居をくぐって静かで厳かな参道を歩く。

お参りを済ませると、「姫ちゃん勝負しよう」と、Nちゃんは言い、
おみくじの料金箱に二人分のお金を入れた。
結果は確か・・・中吉と小吉、じゃなかったかな・・・

参道を外れ、杜の杉の木立に囲まれた川沿いの道に出た。
人けのないその場所は空気がひんやりしている。
しばらく歩くと、Nちゃんは突然立ち止まり、私に向き合うように姿勢を変えた。
私が、躊躇していると、体をかがめてキスをした。
咄嗟のことに、思わず顔を背け、下を向き、彼に抱きついた。

抱きつきたかった訳ではないが、キスをされるのを避けるのと、
私の羞恥心のためだった。
「恥ずかしい・・・こんなところで」

「誰も居ないよ。」
再び、私の顔を覗き込むように、Nちゃんは私を見つめ、そしてキスをした。
観念するように、キスをしたけれど、その時の私の気持ちは複雑だ。

気持ちが高まっていたわけでもない。
心から彼を好きだという気持ちがあったわけでもない。
それに何より、ただただ恥ずかしかった。

完全に彼がリードをしていたが、強引ではなかった。
今思えば、Nちゃんだって相当ドキドキしていたはずだ。
「飛び込んできてもいいんだよ」という
安心感を感じる抱擁とキスに私は負けた。

しばらく歩いて駐車場に戻り、再び車に乗る時には、
もうすっかり恋人同士の気分だった。
私も、彼も、同じように恋に落ちた。

ハンドルから放した左手は、私に差し伸べられて
そして、ずっと手をつないでドライブした。

郊外の素敵なカフェでお茶とケーキを前に、
その後、何時間も飽きずに話をして、日が暮れていった。


これがNちゃんとの初めてのデートだ。

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