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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

ひろの具合が良くない。
一昨日から眠れない日が続いているから
とても心配だ。

食欲もなくて、ほとんど食べていない。
具合が良くないから、ひどくイライラしている。

今日も正午前にひろから電話があり
「ご飯は食べない」というので
ホテルのティールームでコーヒーを飲んだ。

40分ほど経って、居ても立ってもいられないようで
「お店に帰る。帰って寝る。」
と席を立った。

「姫もついて行っていい?」
そう聞くと、ぶっきらぼうに頷いた。

ひろのお店の2階に上がり、
敷きっぱなしの布団に座ったが、
ひろは辛いのか、落ち着かない。
イライラと部屋を動き回り、姫を構う余裕すらない。
30分ほどして、ひろの苦痛も限界に達したようだ。
「辛い・・・」
苦悶に満ちた表情で布団に横たわった。

ひろのお店の会計士からの電話を機に
姫は上着を着て立ち上がった。

「ねぇ、病院に行っておいで。普通じゃないから。
今すぐ、電話をして事情を話せばいいから!
今日は木曜日だから先生いるから。何より、優先して!」

「・・・行ったほうがいいかな。電話すりゃいいかな・・・」

「そう。電話して、すぐに行っておいで。
送っていけないけど。ゴメンね。タクシーで行って。」

ひろの次の外来の日は来週の木曜日。
こんな状態だとそれまで、とてももたない。
幸い、ひろの主治医は木曜日は外来診察の日。

ひろに言い含めるようにして、姫は一人階段を下りた。


1時間ほどして、ひろから電話が入った。
「僕、S病院に来た。偉いでしょ。先生に診てもらって
お薬ももらった。」


仕事帰り、ひろの様子を見に行った。
主治医に診てもらって安心したのか、表情は随分と和らいでいる。

「良かったね。診てもらえて!」

「君が病院に行くように勧めてくれたから。ありがとう。」

「あのねぇ・・・姫は昨日も言ったでしょう。
”病院行こうか”って。子供じゃないんだから。
自分のことは自分で良く考えて行動しないと。
姫は何にもしてあげられないし、ひろのことは
ひろが一番分かっているわけで、何か言っても
大きなお世話かと思って・・・
姫はそんなふうに色々遠慮していたりするんだよ。」

「僕はね・・・」
ひろが神妙な顔で姫に向き直った。

「僕は・・・君の言うことは正しいと思ってるの。
だから君の言うことだけはちゃんと聞くから。
だから、僕にちゃんと言って。」


ちゃんと言うけどさ・・・
でもさ・・・
子供じゃないんだから。
いちいちお小言みたいに言うのって嫌だよ。
ご機嫌悪いと、「君はすぐに僕を叱る」って
言われるし。




で、ひとまず薬を飲んで様子を見て、
改善しなければ『再入院』ということになった。
今のひろにとって、再入院はダメージ大きいよなぁ・・・
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