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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

昨日はひろと一日を過ごしたが、やっぱり
ひろは元気がなく、覇気も全然感じない。

落ち着かない体調を考えると、自暴自棄になる気持ちは
分からなくはないけれど、ネガティブ思考へと暴走するのは
ちょっと勘弁してほしい。

姫だって最大限サポートをしているし、我慢していることだって
いっぱいある。
ひろが姫に対してネガティブなことを言うのは
姫に対する甘えだとは思うけれど、さすがにこう続くと
姫の気力がもたない。

昨日の別れ際も、そうだった。
ひろは姫の気持ちなんて慮る余裕はもちろんなく、
あまりの悲しさに涙がこぼれた。

ひろはどうすることもできず、言葉もないまま車を降りた。


今日はひろの診察の日だった。
先日とは違う科の診察で、先日付き添ってあげられなかったから
「月曜日は連れてってあげるよ」と話していた。

そんな約束も昨夜は確認する気もなかった。

ひろはきっと気まずく思っているに違いない。

・・・どうしたものか。
姫はどう出るべきか考えた。

普通に「何時にお迎えに行けばいい?」と電話するか、
あるいはひろからの連絡をじっと待つか。
(ひろは自分から電話をしてこれないはずだ。)

あるいは、放っておいて
ひろが一人で病院に行くならそれで良し。
(これは姫に喧嘩を売っているようなもの。)

あるいは、姫が譲歩して電話をして優しくするか。


ものすごく考えた。

病院へは午後1時前に行く必要がある。
早目のお昼を食べて病院に行こうと話していた。
ということは、11時~11時半までには決めなければならない。

よし、ギリギリまで連絡をせずにいよう。
それが姫のひろに対する意地悪だ。

姫は今朝、オフィスには寄らず、お部屋で仕事をすることにした。
午前中に片付けなければならない仕事を優先し、
それを終えたのが11時前。

そろそろか。


そうして、姫はメールを送った。
『病院一緒に行こうね。』

一緒に行く?でもなく、
どうするの?と挑発するでもなく、
送ってってあげるよ、と上から目線でもなく、
『一緒に行こうね。』と
姫としては最高級に可愛さをアピールしてみた。


メール送信の直後、本当にすぐ
ひろから電話が鳴った。

「僕、もう支度できてる。」

「一緒に行って欲しい?」

「行って欲しい。」

「何でも言うこと聞く?」

「何でも言うこと聞く。迎えに来て。」

「どうしよっかな~。どうしても姫に来て欲しい?」

「どうしても来て欲しい。」

「じゃあ、行ってあげる。」

お迎えに行くと、ひろは神妙な顔で言った。
「ありがとう。ごめんね。」

「何でも言うこと聞くんだよね。」

「何でも聞く。僕が君にすがりついているんだから。
何でも聞かなきゃいけないんだ。僕、昨日自問自答したんだ。
『お前がこの一年病気と闘って乗り越えてこれたのは誰のお陰だって』
それは君しかいない。君のお陰なんだ。本当にごめんね。」


まぁ、いいや。
今回は許す。
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