FC2ブログ

姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

今日のお昼、待ち合わせ場所で待っていると
交差点の向こうにひろが見えた。

ポロシャツのボタンが全開で、何ともだらしない・・・
テロンとした素材が余計に年齢感丸見えの首元を
目立たせていた。

ヤレヤレ・・・

姫は無言でシャツのボタンを一つ留めた。

こういうこと、もうちょっと気を付けて欲しいんだよなぁ。

ひろは歯医者に行った帰り。
薬をもらったと言うが、手ぶらだ。
「薬は?」

「ポッケの中。」

見ると、ズボンのポケットがやたらと膨らんでいる。
みっともないったらありゃしない。

「出して!」

ポケットからは薬の袋、携帯、老眼鏡、カード入れ
お薬手帳が次から次に出てきた。

「こういうのはポケットに入れちゃダメ!」

「バッグ持ちたくない」

「じゃあ、袋のまま手に持てばいいじゃない。」

「みっともない。」

「ポケットが膨らんでいるほうがよっぽどみっともない!」

「僕は男の子だから。」

「男の子じゃない。老人。」

「君は・・・まったく。」

「だって、『はい』って聞かないから。
もう、みっともなくっても言ってあげないよ。
他人に『あの人、みっともないわ。身だしなみを
整えてくれる奥さん居ないのかしら』って
思われても知らない!!」

「僕はお洗濯も自分でしてるから・・・」

「あら、奥さんやってくれないの?」

「居ないの・・・」

「あら、お亡くなりになったの?
それはそれは失礼しちゃったわ。」

「逃げられたんです・・・
君は本当に意地悪な人だ。」

「ひろが言うこと聞かないからでしょ。
姫の言うことはちゃんと聞くって約束したのに。」

「君は僕の言うことだけハイって聞いてたらいいんだ。
君みたいな高慢ちきな女は!」

「高慢ちき~??ふーん・・・
もう知らない!!」

まぁ、冗談半分のやり取りだけれど
ひろはやっぱり姫の言うことなんて聞かない。
またきっと、ポケットを膨らませるんだ。

薬を入れた半透明の袋に携帯やら、老眼鏡を全部入れ
姫が預かっておいた。

別れ際に、その袋ごとズボンのベルト通しに
くくりつけようとするので
「ぎゃーっ!!やめて~!
それはやめてーーーーー!!」
と叫んだ。

「じゃあ、どうしたらいいの?」

「手に持つに決まってんでしょ!」


・・・ダメだこりゃ。
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
Pass:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック URL
http://donnahime.blog.fc2.com/tb.php/121-f93f227b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
トラックバック