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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

土曜日の夜中、強情を張った。

「明日の僕の予定はね・・・」
ひろが言った。


明日は午後4時にはCホテルに行くという。
大学の同窓会支部の総会があるそうだ。
「夜は?」と尋ねたら、懇親会があるからとの答え。

ひろはいつも、こう。
予定を何も伝えてはくれない。
何も言ってくれないから、姫はどう転んでも良いように
準備をしなきゃならない。

日曜日はお店をお休みにすることが多いけれど、
滅多に「お休み」だとは言ってくれない。
だから、推測して準備するしかない。

土曜日に「明日は何してるの?」と
ひろが尋ねてくると、お店はお休み。
だから、日曜日の夕食を準備してから出掛ける。
日曜日の朝から一日中、ひろと過ごせるように。


なのに、この土曜日は何も言ってはくれなかった。
夕食を前もって準備するのは正直面倒だし、
もちろん、子どもたちにたいする申し訳なさもある。
ひろは何も言ってくれなかったから、日曜の夕食の準備は
しないまま、ベッドに入っていた。
日曜日の朝にでも準備すればいいか、と思いながら。

で、土曜日の夜中、ひろは電話で
「僕の予定はね・・・」と、切り出したのだ。

悲しくて、腹立たしくて、
「だから、昼めしは一緒に食べれるよ。」と言うひろに対して

「いい。明日はやめとく。寂しく帰るの嫌だから
明日はやめとく。」
と、言った。

「そっか・・・じゃあ、明日はキミを自由にしてあげる。
普段できないことをやりなさい。」
と、ひろは答えた。


「何にもしない。寂しいから一日中寝てる。」
そう答えて、「じゃあ、おやすみ」と電話を切った。

まだ、ひろは何かを言っていたけれど。


ひろは何にも分かっていない。
ひろと会うために姫がどれだけ準備しているかを。
前もって知らせてくれさえしたら、どれだけ有意義な時間が
過ごせるかを。
前日の、それも夜中に予定を知らされることが、
どれだけ姫の予定を狂わせるかを。
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