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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

こんがらがって、縛り付けられて、
ひとりでもがいている状態。
一つずつ、少しずつほどいていけば
私はシンプルな状態になるのだろうか。

なんで、こんな複雑なことになったんだろう。

私の安息場所はどこ?
疲れちゃったな…




今、長男は予備校生。
彼は彼なりに考えてはいるのだろうが、
私は言いたいことも言えずに苦悩するばかり。

だいたいさ…
あなたの考えが足りないせいで、
あなたの努力が足りないせいで、
予備校生になったんでしょうが!

私がちょっとでも苦言を言うと、
「うぜぇ」

そりゃ、誰かに言われたくないでしょう。
自分で一 番わかっていることだもの。
あなただってストレスがたまっているんでしょう。


でもね、
ママだって相当なストレスを感じているのよ。

「あのさぁ、ママは色々思うことあるのかも
しれないけど、これってさ、オレのことだよね。
ママのことじゃなく。」


…いや、確かに、そうだろう。
でもな!あなたの思慮が足りないから、
お金を出しているんですよ。

送り迎えのために、時間を消費しているのよ。


最終的には、私が何を言っても、
何を思っても、彼次第なんだから、
腹をくくろうと覚悟を決めても決めきれない。
そんな私が甘いのだが、もうしんどいよ。




それに加えて…


私は、子供たちの進路が決まれば、
家を出ることになっている。
さてどうするか…



仕事だって、そう。
今の仕事をして10年。色々状況も変わり、
私のモチベーションが続かない。

背に腹は代えられない、と、
何とかかんとか踏ん張ってきたが、
たびたび消化不良を引き起こす。

だからと言って、
今あるものを捨てて、新しい扉を開くことも
出来ない。そんな勇気もない。


何とかしなきゃ、何とかしなきゃ…



そんながんじがらめが
私をどんどん追い込む。
抜け出 したいともがくほど、深みにはまる。



そのストレスが、つい、Nちゃんにも向く。
全部を受け止めて欲しいと思いながらも、
そんな重荷を負わせるのは、筋違いかとも思う。

それで、またがんじがらめとなって、
訳が分からないストレスとなって、
Nちゃんに向かう。


どこまでを彼にぶつけて、
どこからは自分で処理すればいいのか、
それが分からなくて、
それで一人で吐きそうになる。
深いため息と涙が出て、立ち止まる。


前に進みたいのに。
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秋という季節がそうさせるのか。
たそがれ時、つい感傷的な気分になる。

昨日、落ち葉の舞う、石畳を歩いた。
仕事帰りのいつもの道。
この道を、わたしはひろと何度
歩いただろうか。

ランチへ向かいながら、車へ向かいながら。
他愛ない話をしたことを
ぼんやりと思い出す。

あれから二年か…


ものすごく好きだった。
それこそ全身全霊を傾けた。
でも…今となっては
全部がぼんやりとした思い出に変わっている。

何が楽しかったのか、
何に悲しんでいたのか、
何にムキになっていたのか、
その時の感情は、もう沸き起こらない。

過去の記憶として、
ほかの雑多な記憶と同列に残されている程度だ。


そんなことをふと思い出しながら、
ひとり石畳を歩いた。

センチメンタルというわけじゃないんだけど。
ここしばらくの低調から
何事もなかったかのような平常の毎日。

思えば、Nちゃんには色々なことをぶつけてきた。
それで、いつの間にか叶ったことがいくつもある。

週末の予定を週半ばには知らせること。
だから、空振りの週末を過ごすことはなくなった。

土日や祝日といった休日以外に、平日の夜に
「逢いたい」という私の突然の我が儘にも、
彼は出来るだけ答えてくれることが多くなった。

これはイヤ、あれはイヤ…
そんなこともうっすらと覚えているのか、
出来るだけ避けてくれたり、
希望に沿ってくれることが多くなった。


もう一年以上も前のことだろうか。
デートの待ち合わせが1時間以上も遅れた
ことがあった。
「(車の)ディーラーで見積もりを出してもらうのが
長引いてさ・・ごめん、ごめん。」


その時、私は、
(だったら、ディーラーに行く前に落ち合って、
それで、一緒に行けば私は満たされるのに・・・)
と、思った。
でも、あぁ、そんなことは叶わないのか、
私の立場で、Nちゃんのそんな日常に
立ち入ることは出来ないのか・・・と、
私の想いを口に出すことはなかった。



つい、先週の土曜日のこと。
その日は彼の車の点検の日だった。
私はてっきり、点検に出してから、
私と落ち合うと思っていた。

待ち合わせ場所で、彼は言った。
「先に車置きに行ってもいい?
それからランチしよう。」


待ち合わせ場所から、5分ほど走って、
ディーラーに向かった。

担当営業に話をしている彼の横で、
私はふと思った。
(そういえば・・・一年前に、
ここに一緒に来たかったと思ったんだ)
と。


代車に乗り換えて、
「さ、ご飯食べよ」と、ディーラーを後にした。


いつの間にか叶ってることがいくつもあることに、
今さら気付いた。
Nちゃんからは「ごめんなさい」と
返信があり、その後も、
遠慮がちなメールが毎日続いた。

「おはよう」
「おつかれさま」

ほんの一言、儀礼的に返信をすると、
翌日には
「おはようございます」
「おつかれさまです」
丁寧語に変わっていった。

それでも、変わらず、
Nちゃんからは毎日メールが送られてきた。

Nちゃんも心が痛いだろうが、私も痛い。

私が求め過ぎなのだろう。
でも、私に心を寄せてほしい。

一緒にいるために制限がある事、
お互いが心地よくいるためにある暗黙の了解。
お互いをありのままに受け入れるために
心をオープンにすること。

色々な思いが交錯した。

そして、私はだんだん、
やっぱり「もう無理かな」という思いに傾いた。

Nちゃんでなくちゃならないわけじゃない、
そう思いさえした。

このままいくと、気持ちは一気に冷めてしまう。


一瞬のすれ違いから4日ほど経った時、
Nちゃんのいつものおはようのメールに
「姫ちゃんを愛しています。」と続いた。

だから、私は
「だったら・・・私にこんな 思いをさせないで。
もっともっともっと工夫して」
と、返した。



「ごめんなさい・・・」
と、彼からの返信。


それに、私は追い打ちをかけるように、
「『ごめんなさい』じゃなくて。
『うん、わかったよ』と、私は言って欲しい。」
と送った。


「うん、分かったよ。」


「私の気持ち分かってる?通じてる?」


「通じてるし、分かってる。」


「ほんとに?」


「姫ちゃんを愛しているから。」



それで、このことに関して
掘り下げることは終わった。


同じことを繰り返さなければいいけど…



それで、今に至る。




Nちゃんは現状に満足で、
私は不満足・・・

それに対して、

「オレも現状に満足しているわけじゃないよ。
分かってもらえないかもしれないけれど、
オレもすれ違った時、すごく嬉しかったんだよ。
一目で姫ちゃんだって分かった。
姫ちゃんを大事に思うからこそ、
一目で姫ちゃんだと分かったんだし。
でも、まだ同居している以上、
親として責任を果たさなきゃいけないと思ってる。
だから親としてやれることはやりたいし、
したいと思ってる。
すぐに離婚できるわけじゃないし、二十歳までは
親としての責任を果たすつもりだよ。
姫ちゃんに嫌な思いをさせてごめんなさい。」



もう・・・どうしてこうなるの?
何でもかんでも『親の責任』にしないで!!


「もう無理かも・・・私。
『仕方ない』じゃ割り切れない。
良き父親でいることは、紛れもなく
Nちゃんの一部なのに、そんなNちゃんを
私は受け入れることができない。
そんな自分をどうしたらいいのかが
分からない。ごめんなさい。」



そして、私は一人
殻に閉じこもった。
一瞬のすれ違い。
あれは、絶対Nちゃんだった。
彼も私に気付いたはず。

「いま、すれちがった?」

そう送った時は、
複雑な気持ちが大半を占めていた。

でも、奇跡のような偶然を
「すごいね~」と共有できるのは
今しかないと思ってメールしたのだ。


次の信号待ち、その次の信号待ち、
そのたびにスマホを見た。

でも、なんのレスポンスもなく、
私は自宅に戻った。
メール送信から既に30分。

すれ違った場所は、イオンの近くでもなく、
Nちゃんの家の近くでもない。

夕方の混みあう時間・・・
もう少しで帰宅するかな、
帰 宅したらメールがあるかな・・・

時間が経過するごとに、
私の心のざわつきが増していった。
増すたびに、もうちょっと、もうちょっと
渋滞に巻き込まれているんだ、
いや、途中で、何か買い物でもしているのかも、
そう言い聞かせながら、返信を待った。


そして、ようやく聞き慣れたメールの着信音が
聞こえたのは1時間半後。

「やっぱり姫ちゃんだった?
イオンの帰りだったよ。」


このメールがもう少し踏み込んだものなら、
私の気持ちは救われたような気がする。
「オレも嬉しかったよ」とか、
「遅くなってごめん」とか 、何とか・・・


私の気持ちはもうカチンコチンに
凍り付いていた。

「うん・・・でも、道違うくない?」
そう返信すると、

「○○ドーナツを買いに行ってたの。」


ふ~ん・・・
春ごろにオープンしたオーガニックのお店だ。
そんなところに、わざわざ行ったのか・・
子供を連れて・・・

それでも、道が違わないか?


もう、私のざわつきは止まらなかった。
いや、もはや”子供と一緒”ですら
ないのかもしれない。


そして私はメールで一気にまくしたてた。

「私のNちゃんじゃないNちゃんを
目の当たりにして、複雑な気持ちです。
私には、メール返信のほんの数秒も
与えられないんだ。私の手には届かない。
『仕方ないでしょ』では割り切れない。
Nちゃんは精一杯のことをしてくれていると
思うんだけど・・・
Nちゃんは現状に満足で、私は不満足。
そこに尽きると思う。わたしはしんどいよ。」



先週、私とNちゃんは崩壊寸前だった。
これまで何度も危機はあったけれど・・・

私の心がざわついていて、
バイオリズムが低下していたせいも
多分にあったとは思う。

事の発端はささいなことだ。

書くと、「え、そんなことで?」
と非難されるかもしれない。

先々週の日曜日のこと。
昼過ぎ、「子供たちとイオンに行ってくる」
とメールが送られてきた。
(そんな報告要らん!)

「いってらっしゃい」と、
形ばかりの返信をして、
私は自分の時間を過ごした。
夕方5時を過ぎて、私は長男を車でお迎えに
自宅とは離れたターミナル駅へ行き、
長男を乗せて帰宅するべく、
普段通勤に使う道を走っていた。

と、そこで、見覚えのある青い車が対向車線に。
Nちゃんのゴルフだ!
珍しいモデルなので、すぐに気付いた。
ナンバーまでは見なかったので、確証は
なかったけれど、運転席の誰かがこちらに
気付いた気がした。

すれ違った一瞬、青いゴルフの助手席には
誰かの姿が・・・

胸が締め付けられる思いだったが、
Nちゃんに間違いないだろう、
そんな偶然ってあるだろうか、
そんな奇跡的なことってあるだろうか、
そう思って、私は、次の信号待ちで

「いま、すれちがった?」

変換もせずに、Nちゃんにメールを送った。
隣に長男がいたけれど、メールを送るのなんて、
ほんの数秒。
ドキドキしながら、私はメールを送ったのだ。

奇跡のような偶然の嬉しさを、
その感情をNちゃんと共有したかったから。


Nちゃんもきっとそう思うはず。
同じように、次の信号待ちで、
私に返信してくれるだろう。
「うん!びっくりしたね!」と…


そう返信があるに違いないと思っていた。
昨日、Nちゃんとレイトショーに行った。
「君の名は。」を観るために。

数年前に話題になった「言の葉の庭」を
Huluで観て、新海誠を知った。
切ないような、儚いような・・・
そんな世界観に惹かれ、
「君の名は。」を予告編で観た時から、
絶対観に行こう!と決めていた。


10日ほど前、ささいなことで、
私はNちゃんに対して立腹した。
”ごめんね”と、低姿勢の彼に対して、
私はいつものようにグイグイと迫った。
迫りながらも、
こんな私をいつまでもなだめて
放り投げない彼を、有難いなと思った。

ここで収めなきゃ…
そう思って「じゃあ、私のお願い聞いてくれる?」
と切り出し、
「来週の平日の夜に、一緒に映画に行きたい」
と提案したのだ。

少し前「君の名は。」のことを話していたからか、
彼からはすぐに「『君の名は。』?」とあり、
「お安い御用(^^)」と返ってきた。


そして昨夜、観に行った。

切ないような、儚いような、
甘酸っぱい気持ちを、Nちゃんのそばで
味わいたかった。
私はNちゃんと一緒にいる、ということを
実感したかった。どうしても。


Nちゃんの左手は ずっと私の太腿に置かれ、
私もその左腕をずっと抱えていた。
時々、指先が触れ合って、その指を彼が
強く握るたび、私も握り返した。


映画を観ている間、私は何もかも忘れた。
仕事のことも、8月の疲れも、何もかも。
ただ、Nちゃんと一緒にいる、今、
彼に触れているということだけを感じながら、
それだけを感じながら、「君の名は。」を観た。

「君の名は。」は、そういう映画だった。
暑い暑いと思っていた夏も
あっという間に過ぎた。
今年の夏は短かったのか、
それとも私だけがそう感じるのか。

8月はことさら忙しかったせいなのか。

結婚式、そこでの衝撃、
立ち直るまでの抜け殻状態。

それに加えて、そう、
息子が入院、手術したのだった。

大した手術ではなかったのだけれど。

8月は診察やら、検査やら、
入院手術の準備に、
私は一人駆けずり回った。

どこの家庭も、そういうことは
母親が背負うものなのだろうけれど、
でも 、一人で背負って、重くて重くて…

そういうストレスを全身で感じた8月だった。


人はある程度のストレスなしには生きられない、
そんなふうに聞いたことがあるけれど、
”ある程度のストレス”ってどのくらい?

ほんと、疲れたよ…


何もかも放り投げて、逃げ出してしまいたい。
その確執のせいで、私は誰とも
話をしたくなかった。
誰とも関わりたくなかった。

Nちゃんには
「結婚式ですごく嫌なことがありました。
しばらく一人にしてください。
Nちゃんのせいじゃないから。
しばらくそっとしておいで。」
と、メールをした。

私と兄、父との確執は
Nちゃんにも話していたので、
察してはくれたと思う。

とにかく、本当に誰とも関わりたくなく、
一人で閉じこもっていたかった。
辛うじて、仕事をしていても、
ふっと涙があふれて、トイレに立った。
精神が崩壊 して、動揺していたのだと思う。


Nちゃんには申し訳なく思った。
けれども、説明するのも苦しく、
そのまま放置した。

二日後の夜、
「おやすみ、姫ちゃん」と、
遠慮に満ちたメールが届いたが、
私は返信をしなかった。


きっと、Nちゃんは心配しているだろう。
気に病んでいるだろう。
訳が分からないだろう。

説明する苦しさと、Nちゃんへの想いを
天秤にかけて、私は、
翌日の昼、メールをした。

「昨夜はメールをありがとう。
嬉しかったよ。今日の夜、時間を作れますか?」

メールや電話じゃ伝 えられない。
私を受け止めてくれるか、それを確かめたかった。

すぐに返信があった。

「姫ちゃん・・・もうメールがこないと
思ったよ。このまま終わってしまうのかと。
うん、今夜時間作るよ。」



申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
そうか、Nちゃんはそこまで思っていたのか。
説明をしない私にどれほどの不安を感じただろう。


「ごめんね。そんなわけないでしょ。
一人で静かにしていたかっただけだよ。」

「なら、いいけど・・・」




そして、その夜、Nちゃんと逢った。
急いで来てくれたのだろう。
待ち合わせ時間よりずっと早く、
私を待ってくれていた。
「姫ちゃん、晩ご飯食べよう」


テーブルで向き合いながら、
私はポツリポツリとNちゃんに話をした。

「・・・そっか・・・・それは辛かったね。
お父さんは子供なんだね。
そうだな・・・オレならどうするかな・・・
オレなら、ぶん殴ってるかもしれないな・・・」


Nちゃんは私を批判も、否定もせず、
ただじっと聞いてくれた。
それで彼はこう言った。

「姫ちゃんにはオレがいる。
オレが姫ちゃんを支えてあげる。」


放心した私が
「何もしたくないし、したいことは何もない」
と言うと、

「何もしなくていい。
オレといればそれでいいでしょ。」
彼は屈託なく、微笑んだ。


それで、私の心はすっとほぐれた。
8月後半、姪っ子の結婚式に参列した。
兄の長女で、彼女が2歳~3歳ごろ
同居していた時期があったので、
私にとっては我が子同然の存在だ。

そんな彼女の育った環境は過酷で、
筆舌に尽くしがたい。

兄夫婦は7年ほど前に離婚をし、
それを契機に、兄はタガが外れたのか、
一家は離散した。

彼女の母、つまりは兄の元妻は
育児放棄で母親らしいことは
何一つしたことがなく、その代りは、
ほとんど全てを私の母、つまり、
彼女にとっては祖母の役目だった。

私の母が死んだのはもう20年前。
母が死んでから、兄一家の切り盛りを
したのは私の父だった。

私にとって厳格であった父が
台所に立ち、掃除をし、洗濯をする姿を
いたたまれない思いで見てきた。
嫁の下着を洗濯して干す姿に吐き気がした。
思春期の孫の経血で汚れた下着を
洗濯する父を見て、姪たちを叱ったこともある。


そんな父と私が断絶したのは、
もう10年以上前のこと。
兄の家庭への異常な介入に
私と妹が苦言を呈したことがきっかけだった。

色々な見方があるだろうが、
私は今でも、兄の家庭がここまで
めちゃくちゃに崩壊したのは父のせいだと
思っている。

誰の意見にも耳を貸さず、
自分の非を認めない、頑固で意固地で
悲しいくらい孤独な父。

私は自分の過去の思い出を守るために、
父との関係に線を引いた。
それから一切の交流をしていない。



8月後半の姪の結婚式で、
私は衝撃を受けた。

私のことが気に入らないなら、
無視すればいい。
私はそれが大人の対応だと思っている。

なのに、違った。
あの人は、私に攻撃的な態度を示したのだ。


私の精神が破壊された。
私の過去の思い出も、
年長者への敬いも、何もかもが
その瞬間に憎しみへと変わった。





もう、済んだこと。
今は、そう思えるのだけれど。