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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

(ものすごく長文になります。)


夏休みなんか要らない。
Nちゃんが私の手の届かない人になる
夏休みなんか、全然要らない!
夏休みなんか無くなってしまえ!


去年の夏休みも同じように思った。
でも、去年より幾分マシなのは、
私と彼の関係が少しだけ深まって、
私が彼に
「Nちゃんの夏休みは?」と
予定を尋ねることが出来たからだろう。

去年は、何も言ってくれない彼に
「夏休みの予定は聞かないでくれ」
と無言で制止されているような気がして、
モヤモヤしたまま、何も聞けずにいた 。

それは、結局、ただの取り越し苦労だったが。

それでも、今年の夏休みについて、
私は彼からちゃんと伝えてほしかった。
それで、夏休みのほんの一日でも、
私に与えて欲しかった。

なのに、Nちゃんは何も言ってくれず、
先週、私は尋ねた。

「Nちゃんの夏休みは?」

「来週月曜日からだよ。」

「来週いっぱい?」

「そう。」

「そっか・・・。
Nちゃん、そのこと私に伝えるべきことだと思う。
私は聞きたかった。それで、私に夏休みの一日を
与えて欲しかった。大事なことだと思う。」

「ゴメン・・・言ったつもりだったけど、
ちゃんと伝わってなかったんだね。」



よく言うよ・・・何も、聞いてない。
ほんの一言も話題にすら上ってないのに。
何を”言ったつもり”なんだろう。


「どこかに行くの?」と尋ねた私に彼は
「子供たちをどこかに連れて行こうと思うけど」
と、答えた。
特に旅行や帰省の予定はないようだ。


だから「じゃあ、私に時間を作って」
と、お願いし、「分かったよ」の言葉をもらった。


そして予定をやりくりし、昨日の夜、
Nちゃんとデートをした。
2回目の晩ご飯デートだ。

「何を食べたい?」
と聞かれて、私はいくつかのリクエストをした。
それで、前日、スペイン料理のお店に決めた。

「夏休みだから、楽しいことしたい!」と
お願いもした。
晩ご飯を食べて、じゃあね、は嫌だから。

「楽しいこと?」と、問う彼に、
「例えば、◎◎の花火大会とか、
〇〇の海岸で花火とか!」と提案した。

「◎◎は遠いよ(>_<)〇〇で花火だな!」

◎◎は確かに遠いが、1時間半もあれば
十分行ける。
花火大会なんて、こんなことでもないと
行けないんだから・・・
そう思って、私は不服だった。



こんなやりとりをしたので、
私はスペイン料理のお店に行き、そのあと、
海岸で花火をするつもりで満々だった。
大の大人が花火なんて、幼稚かもしれないが、
それはそれで、きっと楽しいに違いない。
私はそう思っていた。


なのに・・・・・・
まずは初っ端からつまづいた。


待ち合わせは19時。
その時間に合わせて、私は自宅で
夕飯の支度を急いでいた。
18時17分、電話が鳴る。

「姫ちゃん、今どこ?」

「家だよ。」

「そうなんだ。オレは今、出たよ。」

「そうなの?すぐ出るね。」

自宅から待ち合わせ場所まで余裕をみて30分。
18時30分に家を出ようと思っていた。
慌ただしく、車に飛び乗った。

到着したのは18時45分。
「お待たせ。19時って言ったから・・・
そんな急に。」

「オールモスト19時じゃん。」
彼は屈託がなかった。

そこで、たぶん、カチンと、
私の最初の音が鳴った。
”急がせてごめんね”じゃないの?と。



「どうする?」

「え?!」

「□□と△△、どっちがいい?」


え??スペイン料理に決めたよね?
何で?
そこで2回目の音が鳴った。
”じゃあ、聞くなよ”と。


私の顔色を察知したのか、彼が言った。
「〇〇(スペイン料理)でもいいんだけどさ、
パエリア出てくるのめっちゃ時間掛かるんだよね。
前に行ったとき、えらいめにあって。
次は時間を指定して来てくださいって言われたん だよね。」


3回目の音が鳴った。
”じゃあ、予約してよ”と。


「そうなんだ・・・じゃあ、□□で。」

□□に向かう道中、Nちゃんが言った。
「店あいてるかなぁ?平日だから大丈夫かなぁ。」

「え?まさか、休みとか調べてないとか?」

「誰に言ってるの?営業してるとか、
オレがまさかチェックしていないとでも?
混んでて席があるかなぁ、ってこと。」


4回目の音が鳴った。
”誰に言ってるの、だと?何それ?
大丈夫安心して、お店は営業しているから。
ちゃんと調べ済みだよ。”でしょ。


これは、ちゃんと声に出した。
「ひどい言い方。そうじゃないでしょ?
”安心して、今日開いてるから。混んでないかな、
って思ったんだよ”って、言えばいいじゃないの」



彼のチョイスしたお店は、雰囲気も料理も
悪くなく、それなりに楽しい時間を過ごし、
そしてお店を出た。


「姫ちゃん、どうする?どうしたい?」

「え?楽しいこと、って言ったよね。
考えてないの?」

「考えたよ。」

「何?」

「思いつかなかった。花火したいんでしょ?
買ってきた?」


ここで5回目の音が鳴った。
”は?そんな言い方することないよね。
一緒に買いに行けばいいことでしょ。”


「いや・・・買ってないけど・・・」

「そうなの?」

「・・・別にいいんだよ・・・・」


そして、そのあと、ドラッグストアに
花火を調達しには行ったけれど、
手ごろなものがなく、結局、断念。


私の夏の独り相撲がはかなくも終わった。


「どうする?」Nちゃんが言う。


”どうする、って・・・私は提案したよ。
いっぱいリクエストしたよ。考えたよ。”


「じゃあ、ドライブして、お茶飲みにいこ。」
精一杯の気力を振り絞って、そう言った。





私はそもそも、
Nちゃんに期待し過ぎなんだろうな。
きっと、そうだ。



・・・それでも、Nちゃんのあまりにトゲっとした
言い方に私の心の中で、何度もカチン、コチンと
音が鳴った。








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どれだけの愛情を掛けてくれているのか、
私をどれだけ大事にしているのか、
確かめずにはいられない。

そんな不幸な習性が
キリキリと自分の首を絞めている。
苦しくて、苦しくて、息をするのもやっとだ。

なのに、その不幸な習性を
止めることができない。


Nちゃんが”子供たち”と出掛ければ、
対抗心を露わにし、複雑な思いが
ふつふつと沸き起こる。

なら、私には?
私に対してはどうなのよ?と。

どれだけの時間あるいはお金をかけてくれるかで、
私に対する愛情を量る。そんな不幸な習性。


Nちゃんとは毎日だって逢っていたい。
出来ることならずっと一緒に居たい。
でも、そんなことは毛頭無理であって。

なのに、私以上に、彼がそう思っているかどうか
確かめずにはいられない。
だから、彼を試すようなことをしてしまう。


「今日逢いたい!」
もちろん、逢いたい気持ちはあるけれど、
そうすると、私は当然自分の時間が無くなる。
家のことだって、急いで片付けなきゃいけない。
なのに、そんなことは全部、反故にして
彼の気持ちを確かめるためだけに、
不幸な習性をフル稼働させる。


それがしんどい。




何やってるんだ、私。
世間は夏休み。
毎週決まった仕事がある私は、
この数年、まとまった休みを取っていない。
取れないわけではないが、
私の仕事は基本、私一人で担当しているので、
休もうとすると、やりくりが大変になる。

Nちゃんは大きな組織に属しているため、
お盆もお正月も、まとまった休みを取る。
だから今週一週間、彼は夏休みだ。

一昨日、仕事中の私に
「姫ちゃん、今日は○○に行って、
子供たちとボーリングをして帰ってきたよ。」
と、メールが届いた。

”子供たち”か・・・
複雑な思い を抱えたまま、
「おかえりなさい。お疲れ様でした。」
と、返信した。


前々から思っていたことなのだけれど、
この”子供たち”には奥さんは含まれるのだろうか。
Nちゃんは奥さんの話を全くしない。
かくいう私も夫のことはほぼ全く話さないのだが。

付き合い始めた頃、夫婦間は冷え切っていること、殆ど会話がないこと、お互いに干渉をしないこと
…などを聞いた。

しかも、Nちゃんは家事のほとんどをしている。
平日も休日も家事に始まり、家事で終わる
様子がメールのやりとりから分かる。
「ご飯の片付けしてたよ」
「洗濯干した」
「天気悪いね・・洗濯物が乾かない(>_<)」
「今から掃除洗濯大会だよ」
「アイロン大会終わった」



「奥さんがやってくれないの?」
以前、直接尋ねたこともある。

「ほっとくと誰もいつまでもやらないし、
オレがやったほうが早いし、何より思い通りに
片付いて気持ちいいからね。
家事は苦じゃないから。」

Nちゃんはそう答えた。




でも、私は不思議だった。
その家庭、その家庭で色々スタイルがあるだろう。
どれが普通、どれが変、とは一概に言えない。
奥さんは何をしているのか?
母親としての役割は?
夫に家事の殆どをさせて、家に居られるなんて
どれほどの厚顔無恥か・・・

たびたび私はそう思った。

何があったのか分からない。
そこまでなるだけの、何かがあったのだろう。
そんなモヤモヤを私は時々、妹にぶつけた。
「ほんと、ワケが分かんない。謎過ぎる」

「聞いてみたらいいじゃない?」
「お姉ちゃんのモヤモヤも解消されるよ!」

妹の言葉に背中を押され、
私はNちゃんに尋ねることにした。

「変なこと聞いていい?」と、メールを送った。

「なぁに?」

「あのね、前から気になっていたんだけど。
Nちゃんが”子供たち”と、出掛ける時、
そこに奥さんはいるの?
Nちゃんが今みたいにみたいに、
たくさんの家事をするのは 何故だろう?
すごく不思議。
Nちゃんは何も言わないし、
私も積極的に聞きたくないけど、
やっぱり、すごく気になる。
Nちゃんの考えが読めない。
だから、Nちゃんと私の先のこと全然見えない。」


ストレートにぶつけた。
しばらくして長いメールが届いた。


「基本的にはオレは子供たちとだけ出掛けるよ。
夕食を外食するときは一緒に行くことが多いけど。
一応同居してるから。
たくさんの家事をするのは、昔の役割分担で
料理以外はオレがやったほうが早いから
オレがやっているだけ。
向うがするのを待ってるのが嫌で、
オレはさっさと終わらせたいから。
オレは家事をするのが好きだし自分の思ったように
効率よく終わらせられたら気持ちいから。
・・・こんな感じで分かってもらえるかな?」



なるほど・・・
彼からの答えは私の想像の範疇だった。
驚いたことはない。
ただ言葉の選び方に、夫婦間の埋めようのない溝、
冷淡さを感じた。
”向こう”という表現も。



そして、この際だからと、もう一つ踏み込んだ。

「教えてくれてありがとう。
ずっとモヤモヤしていたから。
もう一つ踏み込んでもいい?
そんな関係に至ったきっかけがあったでしょう?
それはどんなこと?
奥さんはどう思っているんだろう。
奥さんは関係を修復したいと思っているかも
しれないよ。」


彼は再び、長いメールを返してくれた。

「もともと向こうの性格がキツイのもあって、
事あるごとに言い合いになって、
オレもそのうち話さなくなって、だんだんお互いに
干渉しないようになったの。
お互いに子供たちの親としての責任は
果たさないといけないと思ってる。
夫婦という関係はもうないよ。
子供たちの親というだけ。」




・・・なるほど。
これも想像の範疇だ。


私がずっと抱えていたモヤモヤとした気持ちは
晴れたけれど、今、改めて思う。
そっか・・・と。

性格がキツイのは大方の女性がそうだろうし、
事あるごとに言い合いになったのは、
”向こう”だけのせいではないだろう。



それに、”親としての責任”か・・・
冷え切った夫婦が、”責任”という言葉だけで、
子供に与える影響はどれほどのものだろう。



人のことを言えない私が、
自分のことを棚に上げて、そう思った。
少し前のこと。
生理前の不調で心身が乱れていた。
そのことは、たびたびNちゃんに伝えているので、
何となくは理解してくれている。

”周期的なものだ”と、受け止めてくれるので、
そう大きなトラブルになることは、今はない。

先々週ごろだったか、
激しいイライラのさなか、ほんの些細なことで、
Nちゃんからのメールに返信をする気が失せた。
小刻みなメールのやり取りが途絶えて、
彼は「あれ?」と思っただろう。

既に、部屋を消灯して私はベッドに寝ていた。
時刻は23時をとうに廻っている。

「姫ちゃん、姫ちゃん♡」
ハートマーク付きの暢気なメール。
いつもの彼の呼びかけのメールだ。

それに対して、私はにべもなく、
「もう寝ているから邪魔しないで」
と、句読点も絵文字もつけずに返した。
ひどい対応だ。



それでも、Nちゃんは私に対して、何も言わない。
ただ、そっとしとかなきゃ…という
遠慮がちなメールだけが、遠慮がちな頻度で届く。


先週のこと。
デートで顔を合わせた瞬間に彼が尋ねた。
「ご機嫌うるわしゅうございますか?」

「何で?」

「いや…そういう時期かと思って。」

「普通だよ。」

「普通か…」


私のご機嫌ななめは、
Nちゃんと一緒に過ごしている時間は封印される。
なんと、ゲンキンな。


その日は体を重ねたからだろうか。
生理直前にもかかわらず、
私のイライラは格段に収まった。


その夜、何かの流れで「私のどこが好き?」
というメールのやり取りをした。

「”全部”以外で答えて!」
とメールをすると、

オレをすごく愛してくれるところとか、
甘えん坊なところとか、なんとか…
色々な答えが返ってきた。

だから、
「グズグズ言って、ご機嫌ななめでも?」
と返してみた。
さすがに、この数日の酷い態度を
申し訳なく思ったから。


すると、
「それは、姫ちゃんの個性だから♡
それも含めて愛しているよ。」
と返ってきた。

「個性?我慢してる?」

「姫ちゃんの個性を受け入れてるんだよ~」


なるほど…私の個性か。
うん、いや、待てよ…

こんなネガティブな個性、要らんよな。




少し前に、誕生日プレゼントと一緒にもらった
手紙にもこう書いてあった。



『姫ちゃんの 笑顔が大好きです。
オレを見つめてくれる姫ちゃんが大好きです。
たまにグズグズすることもあるけど、
そんな姿を見られるのは、オレだけだと思うと、
愛おしく思います。』




そういうことを思うのが、
そういうことを言えるのが、Nちゃんという人だ。
私の誕生石はルビー。
誕生日から少し遅れて、
Nちゃんからプレゼントをもらった。


平日の朝、
「今夜って時間ある?」
とメールが入り、彼と逢った。

待ち合わせ場所で、
「遅くなってごめんね。」
と、小さな包みをもらった。

付き合って2回目の誕生日プレゼントだ。
去年は、「シンプルなアクセサリーを」
とリクエストして、彼が選んだのは、
一粒ダイヤのプラチナリング。
華奢なデザインで毎日身に着けられる。


今年も「何が欲しい?」と聞かれて、
私は
「ルビーのエタニティかハーフエタニティリング」
と答えた。
図々しいのは百も承知だが、
はっきりとリクエストするほうが
困らないのではないかと思ったのだ。

去年もらったダイヤのリングが
あまりにシンプルなので、
見ようによっては、エンゲージリングそのもので…
だからカモフラージュの意図で、
「去年のリングに重ね付けができるように」と、
リクエストをした。



包みを開けると、ハーフとフルの中間ぐらい
ルビーが連なったリングだった。
「ありがとう」

ホワイトゴールドだろうか・・・


帰宅して、刻印を見るとpt900の文字。
プラチナか!




後日、改めてお礼を言った。
「Nちゃん、ありがとう…すごく嬉しいよ。」

「うん。でも間に合わなくてごめんね。
プラチナがいいなと思って。でも、なかなか
なくてさ。だから時間がかかっちゃった。」

「うん…だよね。本当にありがとう。」


だから今、左手の中指にはダイヤのリングと、
ルビーのハーフエタニティが
ぴったりとはまっている。