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姫日記

恋する気持ちを持ち続けていたい姫の日記です。

土曜日、学生時代の元カレと久方ぶりに会った。
大学卒業後に別れて、永らく会っていなかったのだけれど、
今から四年ほど前に一度会ってはいた。

「昼から飲もう」と、言われていたので、
ランチは駅に直結するホテルにした。
健康的に皆がランチを楽しむ中、ワインのボトルをオーダーし
料理をつまむ。

元カレは、まぁ、アル中一歩手前といったところだろう。
とにかく学生時代からザルだった。

そんな生活をその後も何十年と続けているのだから、
生活習慣病にならないわけがない。
痛風持ちで、ほかにも色々と持病を持っているようだ。

学生時代はそのことで、よくケンカもしたっけ。


元カレは学生時代と比べると、二回りも三回りも太っただろうか。
かつて、大好きだった恋人であるとはとても思いたくない風貌のオッサンだ。


あんなに好きだったのにな、、、、

改めて、恋は魔法だと思った。
魔法にかかると、アバタもエクボどころじゃない。
全てがキラキラ輝いて見えるんだから、始末が悪い。


飲んだくれる元カレを目の前にして、
私はずっとそんなことを考えていた。

夕方遅い時間まで付き合って飲みはしたが、
「もう眠いよ、、、」と、名残惜しそうな元カレを
改札まで送り届けて、バイバイした。


会うんじゃなかった、とは思わなかったけれど、
次はないな、と思った。


元カレに会って、何かを期待していたわけでもないけれど、
まぁ、そんなふうに思ったのだ。


恋の魔法は本当に強力。
解けない魔法はない、いつかは解けるんだ。

ひろのことだって、そう。
今は、すっかり魔法は解けて、やっぱり思う。
・・・もう、ないな、と。
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そんなわけで私の仕事場に来たNちゃん。
パブリックな場ではあったけれど、ちょっとドキドキ。

オフィスを出てNちゃんの車に乗ると、彼が聞いた。
「さ、どこに行こうか?」

「え?何にも考えてないし。考えたくない。」

「姫ちゃん、○○に行ったことある?」

「ないよ。」

「じゃあ、行ってみよう。」

そこは、彼の職場にあるパブリックスペースで、
地元の観光スポットにもなっている。
わたしはもちろん、行ったことがなかった。

「うちのすぐ近くだよ。」
車を走らせながら、Nちゃんが言う。

○○に到着すると、意外にも駐車場は車でいっぱい。
観光バスも止まっている。

「こんなに人がいるんだ!これっていつものこと?」

「そうだね。土日はいつもこんな感じだよ。」

施設の中には家族連れもたくさんいて賑わっている。
人の目を気遣っていると、Nちゃんは私の手を取った。
手をつないで中を進む。

展示物が色々ある中、彼はぽつぽつと説明をする。
マンツーマンのガイドツアーだ。
「興味がない人は面白くないだろうけど。」
Nちゃんは言った。

うん、確かに、全然興味ない(≧▽≦)

でも、普段、彼がいる職場の敷地内だ。
Nちゃんはいつもここにいる。
「あそこをいつも走ってる。」
彼は外を示した。お昼休みにジョギングするコースだ。

「広いね。」

「そうだね。一周10キロ。」

「毎日?これで?」
私は彼の脇腹の贅肉を掴みながら言った。

「一周はたまに。普段は3キロ、、、」

「だよね。」



お互いの職場見学。これでフィフティフィフティ。
それがとても嬉しく、気分上々だった。



日曜日、私は朝から仕事で、午後早い時間に終わることになっていた。
「仕事が終わったらデートしよう」と約束していたのだけれど、
たまたまその仕事はパブリックスペースでやるものだったので、
Nちゃんは
「それって、誰でも行っていいの?」と聞いてきた。

「誰でも来れるよ。面白いか面白くないか分かんないけど。」

「ふーん、、、じゃあ、行けたら行くよ。」

「ふーん、、、行けたら行くっていうのは、行かない、ってことだもんね。」

「そんなことないよ。行けたら行くよ、って言ってんじゃん。」

「そういうのって、まず、来ないんだよ。」

「分かんないよ。行くかもしれないじゃない。」

「そうやってハードル上げないほうがいいと思うな。」

「来ないと思ってて、来たら嬉しいでしょ?」

「ますますハードル上げてる、、、」
そんな会話を数日前に交わしていた。

日曜日当日、彼からのメールに
「終わったら迎えに来て」とお願いをすると「はいはーい」と返事。

それからバタバタと仕事に突入。
現場を右往左往としながら、仕事をしていると、
正午をしばらく過ぎたころ、何気なく目をやった方向に
Nちゃんを発見!!

おぉーー来ている!!

ほんの合間を見計らって、ササさっと彼の元へ移動した。
「来てくれたのね。ありがとう。」

「行くよ、って言ったでしょ。いいよ、戻って。」
促されてすぐに私は持ち場に戻った。


それから1時間ほどして無事に仕事は終わり、
オフィスで片づけをして、Nちゃんを探しに行くと、私を待ってくれていた。
オフィスのエレベータに乗ると、体をかがめてキスをする彼。
唇が軽く触れた。
「ねー、ここってカメラ付いてるんだけど。」

「知ってるよ。何か問題でも?」

「警備の人が見てるんですけど、、、」

そして、二人でビルを出た。
ビルを出ると、私が両手に持つバッグを一つ持ってくれた。
「重いね、、、」

誰かに見られているんじゃないかと、そっと後ろを振り返ってみた。
そんなこんなをしているうちに、Nちゃんが今日、出張から帰ってくる。
一昨日は、電話もかかってきた。

私の不安は杞憂に過ぎないのか。

仕事でバタバタしてNちゃんからのメールに返信せずにいると
「姫ちゃん~オレのこと忘れてる?」とメールが届いた。

昨夜は打ち上げの宴会があって酔っぱらっているのか
「愛してる。早く抱きしめたいよ。」とメールもあった。

今日は帰途のポイントポイントで、
「今は、○○だよー」と報告もあった。


私は日曜日は仕事が入っている。
土曜日はそんなわけで学生時代の「友達」と会うことなった。
だから、せめてものエクスキューズのつもりで
「土曜日は学生時代のお友達がやって来るの。
昼から飲もうって。」と、伝えてみた。


すると、Nちゃんから
「土曜日、オレは夕方から定年退職のパーティーだよ。」と。

なーーんだ。。。

「じゃあ、週末は会えそうにないね、、、」と送ると、

「日曜日は姫ちゃん仕事だもんね。土曜日は何時から友達に会うのかな?」
と返ってきた。


土曜日は昼から夜までお友達と居ること、
日曜日は午後の早い時間に仕事が終わると伝えると、
「じゃあ、日曜日、仕事が終わって、姫ちゃんが元気だったらデートしよう」
と、返ってきた。


うん。そうしよう。
数日前の記事に書いた、学生時代の元カレMちゃん。
彼からは、あの時「近いうちに会いに行くよ。その時はよろしく。」と締めくくられていた。

社交辞令だな、と思ったので
「そうですね。機会があればぜひ。出張の折にでも
途中下車して立ち寄ってください。」
と返しておいた。


一昨日、そのMちゃんからメールが届いた。
「仕事のお休みはいつですか?
会えるとしたら何曜日が都合が良いでしょう?」と。

おや?ムムム・・・
これは何だか現実的な話?

Mちゃんとは、4年ほど前に一度会っている。
ちょうど、私の周りで色々な事件が起こって、精神的に
めちゃくちゃだった時、私の故郷に帰省した折に会ったのだ。
その時、彼は、私のためにホテルのスイートを用意してくれていた。

それは彼と別れた22歳以来、およそ20年ぶりの再会で、
食事をして、カラオケに行き、酔っ払った。
用意してくれたスイートに来てくれたが、ただ、二人でベッドに横になっただけだった。
どうなってもいいか、、、と思っていたが、Mちゃんは言った。
「俺にとって姫ちゃんとの思い出は聖域で、それを汚したくない。」と。

だから、ただ、手をつないで二人で静かに天井を見ながら話をしただけだ。

そんなことがあって、数年経ち、去年か一昨年だったか、
「会いたい。会いに行くよ。」と連絡があったけれど、
不毛な再会だと思って、快い返事をせずに、お茶を濁して時が過ぎた。


そして、今日のこと。
「土曜日、昼から夜まで日帰りでそちらにいこうと思います。」
Mちゃんからメールが届いた。

Mちゃんは私にとって同志のような存在。
彼にとってもまた、同じだろう。
いわば、友達だ。

それを断るのが、申し訳なく、心苦しく、
「分かりました。」と返事をした。

なので、あさって土曜日、Mちゃんが私のもとにやって来る。
「何かのついでですか?それともわざわざ?」と、問うと
「わざわざです。」と返ってきた。

・・・そうか、わざわざか。

何だか微妙だ。
仕方がない、受けて立とう。
いや、何もない。ただ、懐かしい話をしよう。


そういうわけで、私とNちゃんは、こんなにもズレている。
(と、私は思っている。)

こんなにもズレているのに、
Nちゃんは私を「大好きだ。」と言う。
「愛してる。」と言う。

こんなにもズレているから、
どれだけ愛してると言われても、ちっとも実感がない。
愛されている確かな自信もない。

そのことを彼に告げると、
「こんなに愛しているのに、、、」と言う。


それって、ものすごく自己中心的で、自分本位で、
自己完結過ぎる考えなんじゃないのか。


・・・そう思って、ますますNちゃんの気持が分からなくなる。
愛って何?好きって、何?
Nちゃんと付き合っていく中で、ふと「あれ?ズレているな」と感じることがある。
単なる誤解で、いとも簡単に解消することもあれば、
言葉を尽くして説明してようやく解消することもあれば、
やっぱりズレたまま解消しないこともある。

このズレた感覚は私だけがたぶん感じているようで、
Nちゃんには分からないらしい。

私の感覚がそもそもズレているのだろうか、とも思う。

日曜日のこと。
夕方、電話で話していると、ふと彼が言った。
「明日の支度、何にもしてないよ。」

「明日の支度、、、??」

「ワタクシ、明日から出張してまいります。」

「そうなんだ、、、どこに?」

「○○○○」

「ふーん、、、遠いね。いつまで?」

「木曜日まで。」

「そうなんだ、、、」


もののはずみで、出張することを私に告げた。
それが私にはとても不愉快だった。
仕事のことは分からない。そんなのいちいち報告することは望まない。
けれども、ちゃんと言ってくれたっていいじゃないか。
日常ではないイレギュラーなんだから。

どうしてちゃんと言ってくれないのか、私には全く理解できない。

先月の出張の時は数日前に言ってくれてはいた。
遠くに行くというNちゃんに「遠いね、、、」と言うと、
「遠いかな。メールもできるし、電話だってするよ。」と答えた。

けれども、数日の出張中、メールはそれなりにあったけれども、
電話は一度もなかった。


そして、今日。
「今から出発するよ」とメールがあり、
昼には「到着した」とのメールもあった。

夕方も普通にメールがあり、
「お風呂入ったよ」のメールもずいぶん早い時間にあった。

「夜、電話してね」とお願いしようと思ったけれど、
癪に障るのでやめておいた。やめておいて、正解だった。

ついさっき、
「そろそろ消灯時間だから先に休むね。
姫ちゃんも早めに休むんだよ。おやすみなさい。」
と、メールが届いた。


消灯時間、、、、か。

そりゃ、しょうがない。しょうがないでしょうよ。

けどさ、だったらちゃんと言ってよ。
「あまり遅い時間にメールもできないし、電話も難しい。」と。

どうして、想像力が働かないのか。
電話を、メールを心待ちにする私に想いを馳せることができないのか。


そして、私は、やっぱり思う。
「私とNちゃん、ズレているよな。」って。
「淡白な人」と、私が言ったことを気にしている様子のNちゃん。

「そうか、きっと他のオトコ達は
もっと姫ちゃんのこと求めてきたんだね。」
と、言ってきたので、そんな言い方は嫌いだから止めてと返した。

私が何故、彼を淡白だと思うのか。
その理由はうまく表現できないけれど、
事あるごとに、そう感じるのだから仕方がない。

Nちゃんは元々からして、ポーカーフェイスで、
感情を表に出さないし、波もなく、冷静で、動じない。

セックスをしている時も、現を忘れる私とは真逆に
私の表情や動きを静かに観察している。
あまりに穏やかに観察するので、「なぁに?」と問うほどだ。

そうすると、穏やかに微笑みを浮かべて彼は答える。
「気持ちいい?」

「Nちゃんは気持ち良くないの?」

「気持ちいいよ。でも、男と女は違うから。」

「女になってみたい?」

「なりたい、なりたい!!」

こんな会話をその真っ最中にする。


それで、私の気持が萎えたり、冷めたりはしないけれど、
なんか、ちょっと夢中になれなくなる。

そういうところは、馬鹿正直すぎるというか、
淡白なんだな、、、と感じるのである。


淡白なNちゃんを脱却させることが、今の私の課題だ。


まぁ、彼自身も私にそう言われて腑に落ちないのか、
今朝は、何の脈絡もないメールをよこした。もちろん、仕事中だ。

「姫ちゃんって、オッパイ何カップ?」

「え?なに?質問の趣旨は何ですか?」

「姫ちゃんの巨乳が気になって。」

「Dカップですが、、、そんなこと考えず、真面目に仕事してください。」

「姫ちゃんのオッパイに顔を埋めたい。」

「しっかり仕事しましょうね。」


というわけで、何してんだ?というメールが続きました。
きっと、淡白って表現を気にしているんだろうと思われる。



ここのところ仕事が立て込んでいて疲れが取れない。
疲れが取れないからか、無性にしたくなる。
だから、しょっちゅうNちゃんに「しよう、しよう」メールを送る。

平日はどの道会えないので、週末に会うことになるのだけれど、
先月の一か月はすれ違いやら、連休やら、危うい状況やらが
続いたせいで、しばらく交わることがなかった。
(私の中ではNちゃんは淡白な人、なのだが、彼は違うと言い張る。)

私はどうしても愛情の尺度とセックスを関連付けてしまうクセがあるようで、
しばらく求められずにいたからか、余計に気持ちが焦っていた。

先週末、久しぶりに交わった。ほぼ一か月ぶりのセックスだ。

それでも、私はどうしても確かめたかった。
Nちゃんが私としたいと思っているのか、を。
だから、事あるごとに「しようよー」と、メールに書いていたのだ。

昨日のこと。
いつものように「おはよう」のメール。
「午後は何をするの?」との問い掛けに、私は「何もしないよ。」と答えた。

すると、彼からは「オレはしたいよ。午後からしよう。」と返してきたのだ。


そんなわけで、2週続けてNちゃんとセックスをした。
昨日のセックスは「愛し合う」というより、欲求を解消するような行為だった。

いつものことだけれど、Nちゃんは冷静で、私を常に観察する。
息を上げていると、「大丈夫?」と微笑んで行為をやめるし、
額や背中が汗ばんでくると、タオルを取って私の体を拭いてくれる。

・・・いつもそうだ。
私は一緒に快楽に溺れたいのに。
いつも冷静なNちゃん。

いつだったか、駐車場の車の中で彼のものを口に含んだことがある。
後から「口に出したかった」と、彼は私に言った。

そのことを思い出して、昨日はずっと彼のものを口に含んでいた。
私の頭上で聞こえるため息のようなあの声。
「ん、、、あぁ、、、、気持ちいい」

それがだんだん激しくなり、
「あ、気持ちいい、そのまま、そのまま、、、
姫ちゃん、イキそうだよ。このままイッていい、、、」

私は、彼を口に含んだまま、頷いた。
チラリと視線を移すと、目を閉じた彼の顔が見えた。
私の好きな表情とあの声だ。

根元を軽く握りながら、口元を閉じ気味にして動かした。
芯の部分から何かが駆け上ってくるのが分かる。

「あ、イクよ、、、」

そして、私の口の中には生温かいものが放たれた。



Nちゃんは、すぐにティッシュを取って、私に渡したので、
口の中のものをそこに吐き出したけれど、
そのまま飲み込んでもいいかな、と、思った。
吐き出したけれど、、、


口の中に放たれる時のあの感覚、あの匂い、あの味。
懐かしいな、と感じてもいた。
こんなこと、いつ以来だろう、、、と。
学生時代の4年間付き合った彼Mちゃん。
彼からは、折に触れメールが届く。
私の誕生日には必ず「おめでとう」のメッセージも届く。

そのMちゃんから、昨夜遅くに写真付きでメールが送られてきた。
「今、○○に来ています。懐かしい・・・」

柳がゆれる川沿いの風景の写真。
二人で良く行った有名な温泉地だ。
もう、かれこれ20年以上前の出来事なのに、
ほんの少し前のことのように思い出せる。

あんなこと、こんなこと・・・

「懐かしいね。そちら方面には良く行ったね。○○○も。」
夏になると必ず行った綺麗な海。
今でも綺麗だろうか、、、と送ると、

「○○○、綺麗ですよ。昼に行きました。
懐かし過ぎて涙が出た。青春の真っただ中だったね。
いい思い出。本当にありがとう。」
と、返ってきた。

海辺の民宿に泊まり、セックスに明け暮れていたっけ。

付き合ったのは4年間だったが、濃密な時を過ごした。
喧嘩もしたし、深く愛し合った。
若く未熟だったけれど、お互い正面からぶつかり合った。
だから、苦い思い出は一つもない。

温泉地にはお父様と二人で来ているという。
親孝行をしているのだろう。
彼のご両親のことは今もよく覚えている。

メールの最後にはこう添えられていた。
「父も母もバカだから、今だに僕の奥さんのことを
時々『姫ちゃん』と呼ぶことがあります・・・」


そうか、、、
私も、Mちゃんも、そして私の両親も、彼の両親も
周りはみんな、私たちが結婚するものだと思っていた。

結局、結婚しなかったのも、やっぱり若さゆえ。


数通のメールのやり取りを終えて、暗い部屋の中、
ベッドの上で色々な思いが交錯した。

私は今、何故、ここにいるのだろう。
死ぬ時、誰がそばにいてくれるのだろう。
私を救ってくれる人は誰なのだろう、と。


Mちゃんは私の青春の中の一人。
大事な人ではあるけれど、過去の人だ。
なのに、彼とずっと一緒にいたらどうなっていただろうと、
センチメンタルな気持ちで眠りについた。

仕事が忙しく、更新はままなりませんでしたが、
今彼、Nちゃんとは、どうにかこうにか関係は維持できています。

やっぱり諦めるには、手放すにはあまりに惜しいから。

ここしばらく、散々色々なワガママをぶつけてきたけれど、
NちゃんはNちゃんなりに受け止めてくれたと思う。
ゴールもないし、どこにも向かってはいないけれど、
私は彼が好きで、彼もまた私が好きなのには変わりない。


けれども、どうにも心が痛いことがある。


さっきもそうだ。

今、いくつものプロジェクトを抱えて仕事が忙しい私。
疲れもピークで、昨夜から生理も始まって心身がグッタリしている。
こんな時にそばにいてほしいのに、それはかなわない。
そう訴えると、Nちゃんは
「一緒に暮らせば、そばにいられるのにね」と言う。

私はどう受け止めればよいのか。

また、ある時は、
私が疲れて家事を放棄したいと訴えると、
「オレが姫ちゃんの旦那さんだったら、何でもやってあげるのに」と、言う。



きっと、本心だろう。その瞬間、本当にそう思って口にするのだろう。
けれども、それはあまりに無責任なんじゃないかと思う。
不毛で荒唐無稽だ。


そんなこと言うなら、実現させてよ。
私は、そう言いたい。


言わないけれど。